国会

【国政レポート】2021年10月

光のあたらないところに光をあて
「だれもが大切にされる輝く未来を切り拓く!」思いで
4年間活動して参りました。
引続き、この思いを胸に誠意をつくして取り組んで参りますので
どうぞよろしくお願い申し上げます。

衆議院議員 山川百合子

衆議院議員1期目の4年間の活動報告

だれもが大切にされる輝く未来を!
めざせ! 自由と多様性のあふれる国づくり

外務委員として3年
TPPからイージスアショアまで

 山川ゆりこが初当選した2017年には、北朝鮮の核・ミサイル開発が我が国を震撼させ、米国で誕生したトランプ政権はアメリカ第一主義を掲げてTPP交渉から離脱。中国では習近平一強体制が確立し、韓国では朴槿恵大統領が罷免され、文在寅政権が誕生しました。
 そんな中で、山川ゆりこは一期生ながら外務委員会に所属。党の外交安全保障基本政策特命チーム5名の内1名にも抜擢されて、事務局長に就任。「日米地位協定の改定を提起する」という一文を基本政策に明記しました。首都圏の上空を米軍が占有している「横田空域」の問題などを提起して、「等身大の日米関係」を築くための対米交渉を始める決意を明確化しました。
 そんな中で、1期生ながら今期最大の外交課題のひとつであった米国離脱後のTPP11条約に関する本会議代表質問に立ち、茂木外相等の主要閣僚と堂々と議論を展開。この他にも、イージス・アショアの配備撤回を河野外相に迫り、これはその後、河野防衛相によって撤回が決まりました。

山川ゆりこがめざす「等身大の日米関係」って?

 どんな国家でも対等平等な関係で、互いの国家主権を十分に尊重し合えることが理想です。しかし、人口や国力の差によって、そのようにならないのが現実の国際情勢です。日本は戦後、マッカーサーによる占領政策が長く続き、その秩序が保守合同によって生まれた自民党政権によって引き継がれてきました。
山川ゆりこの「等身大の日米関係」とは、ありのままの国力の差は認めるけれども、国家主権は譲れない。日米地位協定のような取り決めは変えていくべきだという外交ビジョンです。

法務委員としての1年
性犯罪厳罰化提言から検察庁法改正阻止まで

 法務委員に任命された時の、法務大臣は公選法違反で議員辞職した河井克行氏でした。さらに、カルロス・ゴーン氏の国外逃亡事件。森友・加計問題の再調査を阻止すべく、賭けマージャンで辞任した黒川弘務検事長の定年延長を画策した検察庁法改正案を阻止するまで、大きな事件を担当しました。法律が弱い立場の人々を助けるのではなく、権力者の都合で改変されたり、運用されたりすることがないように、立法府たる国会の一議員として重責を痛感する1年でした。

厚生労働委員としての1年
不妊治療の保険適用を実現!コロナ対策でも提言!

 山川ゆりこは日本の人口減少問題は我が国の将来の国力減退を意味する重要課題であると自覚し、自ら当事者としての体験をカミングアウトしながら、県議時代から日本の不妊治療の実態について議論してきました。国会議員となって、超党派の議員連盟で活動したり、党内に新たな議員連盟をつくったり、内外で粘り強く活動を続け、ようやく来年度から不妊治療が保険適用になります。これは超党派の多くの女性議員たちの願いと力の結晶です。
 さらに昨年から引き続く新型コロナウイルス感染症対策についても、海外での最新情報を委員会に報告しながら、日本でも国産ワクチン開発が実現できるように、直接的な利益の回収に繋がる治療薬の開発だけでなく、もっと基礎研究に日本の医療全体をシフトさせていくような国策が必要であると、委員会で、田村厚労大臣や尾身会長と活発な議論を展開してきました。また、ワクチン接種の加速化のための提言として、地元医師会が中心となって初期の医療従事者への接種に実績を上げた「越谷方式」についても国会の場で議論しました。

ライフワークとこれからの抱負

 不妊治療の保険適用が決まりましたが、これから保険で受けられる標準治療の精査が課題です。この施策が日本の少子高齢化対策の基本であるという信念で、引き続き山川ゆりこのライフワークとなっていきます。また、ウィズ・コロナという新しいライフ・スタイルを確立していくには、国民皆保険制度に裏付けられた日本が誇る保健医療体制をより盤石なものにしていかなければなりません。一日も早くイキイキとした日常生活が取り戻せるように、だれも取り残さない諸制度諸法規を整備していきます。脱炭素社会と原発ゼロを同時に実現していくためには、再生可能エネルギーの開発が不可欠です。この分野への財政支援を手厚くしていくことで、新しいエネルギー産業の起業と成長をめざします。さらに、アジア太平洋という言葉がインド太平洋と読み替えられ、中国包囲網が進展しつつあります。我が国の近隣地域の安全保障を確立しつつ、山川ゆりこは不戦の決意で武力によらない平和をつくる使命を引き続き果たしていく覚悟です。

東京五輪レスリング金メダリスト
乙黒拓斗選手が山川ゆりこ事務所に来訪

 先日、東京五輪2020のレスリング男子フリースタイル65kgで、金メダルを獲得した乙黒拓斗選手と、同じくレスリング日本代表でフリースタイル75kg級で活躍した乙黒圭佑選手が兄弟で山川ゆりこ特設事務所をご来訪されました。
 お二人は、山川代議士が夫婦で後援会として長年支援している自衛隊体育学校の所属。これまでも様々な行事で各競技の自衛隊アスリートの皆様と親交を温めてきました。特にレスリング部の年に2回行われる大きな試合ではいつも夫婦揃って応援してきたそうです。
実際の金メダルも見せて頂き、思いがけないサプライズでした!

時事放談~ ゆりカフェにて ~
タカ派かハト派か

 政治思想の区別には、「右派」vs「左派」、「保守」vs「リベラル」などがありますが、「タカ派」vs「ハト派」なんて言うのもあります。山川ゆりこは「武力によらない平和をつくる」が政治理念ですから、「ハト派」であることは間違いありません。しかし、国際法でも幅広く受け入れられている「自然権としての自衛権」という考え方を支持していますし、専守防衛に徹した自衛隊の活動も支持しています。愛する人々を守る。「国家のために国民があるのではなく、国民のために国家があるのだ。」というのが山川ゆりこの国家観です。国のために一命を捧げることを求められるのが当然だという考え方とは真逆と言っていいかもしれません。

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