草加を前へ

2026年 年頭のメッセージ

2026年も本格的に動き出しています。国内外で新年早々から大きな動きがあり、激動の年を感じさせます。年頭にあたり、メッセージをお伝えさせていただきます。

振り返ってみますと、昨年2025年は、2つのことを強く感じた年でした。

1つは、市民生活を守るための行政の役割の重要性です。

2025年1月28日、草加市の隣、八潮市で、大規模な道路陥没事故が起こりました。犠牲になられた方やご家族の方に心よりお悔やみ申し上げます。また、いまなお続く被害にお悩みの方に、心を寄せたいと思います。

埼玉県が設置した「道路陥没事故に関する原因究明委員会」の中間とりまとめ(2025年9月公表)によりますと、下水道管が硫化水素によって腐食したことが、事故の原因とみられています。

この下水道は、埼玉県が管理する中川流域下水道で、草加市を含む11市4町が利用しています。1983年に整備され、事故発生の時点で供用開始から42年がたっていました。事故は、行政として、市民生活を支える社会基盤を適切に維持管理していくことの重要性をあらためて痛感させるものとなりました。

物価の高騰や人手不足は、行政運営にも、市民のみなさんの生活にも大きな影響を与えています。市民のみなさんの生活を守り、さらには持続可能な社会をつくるためには、市役所が社会の変化、ニーズの多様化に応じられるよう変革を遂げる必要があるとも感じています。

2つめは、市民のみなさんと顔を合わせること、直接、お話しを聞くことの大切さです。

私は市長就任にあたって、「飛び出す市長」を掲げました。なかなか時間をつくることが難しいのも事実ですが、できる限り、市役所を飛び出し、市民のみなさんとお会いすることを大切にしてきました。

例えば、人生の先輩方がお集まりのイベントにうかがい、一緒に「昭和の唱歌」を歌わせていただくこともありました。ともに楽しい時間を過ごす中で、これは幸せの一つの姿だと心から感じることができました。

どのイベントでも、熱い思いを持って、企画や準備、運営を担ってくださる市民の方がいらっしゃいました。暑いにつけ、寒いにつけ、おひとりおひとりがイベントが充実したものとなるよう、熱心に取り組んでくださっていました。その熱い思いを肌で感じることの繰り返しでした。

私が、最も力を入れている取り組みの一つが「こどもまんなか そうか」です。「こどもまんなか そうか」は、子育てを支援するだけではなく、子どもたちの声を聞くこと、子どもたち自身が自分の思いを形にする体験を積むことを大切にしています。

子どもたちの自身の発案で、助成金の使い道を子どもたちが判断したり、公園にカラフルなタイヤを設置したりといった実践も生まれています。

子どもたちと一緒に給食を食べる機会もありました。おかわりのとき、周りを思いやりながら、じゃんけんが繰り広げられていて、「草加の子どもたちは、やさしい」と感じました。子どもたちには、きな粉揚げパンが人気であることも教えてもらいました。

「タウンミーティング」では、市民の皆さんと車座になって対話を重ねました。保育園の問題やごみ問題、外国人との共生、市の財政問題など、市民の皆様からいただいた貴重な声や提案は、今後の取り組みに生かしてまいります。

タウンミーティングでは、市の取り組みや状況についてもお話しさせていただきましたが、思っていた以上に情報が届いていないと感じました。また、タウンミーティングが市長と市民の皆様との対話だけでなく、市民の皆様同士をつなぐ機会になることも実感しました。今後、市政の情報発信を強化するとともに、直接の対話の機会をさらに大事にしていきたいと考えています。

昨年一年、市民の皆様おひとりおひとりからいただいた、さまざまな形のご協力に心より感謝を申し上げます。新しい年が、皆様にとりまして幸せ多き良き年となりますことを心より願っております。

草加市長 山川百合子

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