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大学入試 突然の英語民間試験導入を阻止!

英語民間試験の中で既に全国47都道府県で受験できるのは、英検とGTECと呼ばれる試験です。文科省はこれに海外でも広く通用しているTOEFL i BT、IELTS、ケンブリッジ英語検定、TEAP、TEAP CBTを加え、7つの英語民間試験を大学入試センターが認定して活用する計画を発表しました。日本人学生の英語の4技能「読む、聞く、書く、話す」の偏重を是正し、より国際的な英語力の判定を行うのが目的でしたが、新たに加えようとする5つの試験会場が限定されていたり、一回の受験料が2万円程掛かったり、試験の有効期限が短期間であるなど、受験条件の格差が大きくなるため、受験生や学校関係者から反対の声が上がっていました。これに対し、萩生田文科相が「身の丈に合わせて活用すればいい」などの発言があり反発が拡がり、民間英語試験の導入は阻止されました。一人ひとりの事情に目が行き届く政策判断をしなければなりません。

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