質疑

安倍総理のイラン訪問について

2019年6月5日 外務委員会より

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山川委員

それで、もう時間になってしまいましたので最後の質問でございますが、最後は、安倍総理のイラン訪問についてでございます。

 やはり首脳会談で、トランプ大統領は冒頭に、安倍総理のイラン訪問に期待を示されたというふうに報じられているわけであります。また、イラン側も、外務省のムサビ報道官が、安倍総理が仲介の意欲を示していることについては、まだ仲介の段階ではないという御指摘もありつつも、日本の意見を聞くとお話しになって、イラン訪問について歓迎する意向であります。

 私たち日本は、中東において民族的、宗教的にも中立の立場でありますし、独自の立場を生かすことでいい役割を果たせる、そして、膠着状態にある核合意をめぐる問題に何らかの変化をもたらすことが期待されているわけでありますが、片側で、アメリカの同盟国であるということで、トランプ大統領の代弁者としてもし意見を伝えるだけでは、イラン側からの反発も招くのではないかなというふうに思います。

 中東外交に非常に本当に熱心に取り組まれ、成果を上げておられる河野大臣であられますが、この安倍首相のイラン訪問において、米・イラン情勢の緊張緩和と核合意をめぐる問題の解決に向けて我が国はどのような働きかけを行っていくおつもりなのか、御見解を最後にお伺いしたいというふうに思います。

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河野国務大臣

まだ安倍総理のイラン訪問は決まっているものではございませんが、日本はイランと伝統的な友好関係がございますので、そうしたこれまでの伝統的な関係を活用し、対話を通じてこの地域の緊張の緩和に貢献できる、そう考えているところでございます。

 先般はイランの外務大臣が東京へお越しになりましたが、さまざまな対話を通じて、この地域の緊張の緩和に向けて日本も努力をしてまいりたいと思います。

 

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山川委員

ありがとうございます。

 ぜひ、日本だからこそ、そして河野大臣のもとだからこそ果たせる役割を発揮していただければなと思います。

 ありがとうございます。終わります

 

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